精密根管治療|千葉県浦安市北栄でインプラント治療を行なう歯医者 浦安ブランデンタルクリニック

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治療案内精密根管治療

  • MICRO ENDO
  • TREATMENT

大切な歯をできる限り残す
精密根管治療

虫歯が進行し、歯根(歯の根)の中の歯髄(歯の神経)まで炎症が起きても、治療せず放置していると、歯髄の腐敗や象牙質(エナメル質の下の層)の溶解が起こり、汚染物質として歯根の中に溜まってしまいます。こうなると、神経が死んでしまっているので痛みはなくなりますが、症状が治まったということではありません。やがて根尖(歯根の先端)にも感染が広がってそこに膿が溜まり、歯槽骨(歯を支える骨)が溶けだしていきます。激しい痛みや腫れを引き起こすこともあります。
このような状態になった場合、抜歯することも治療法のひとつですが、当院ではできる限り患者さまの大切な歯を残せるよう、歯根の中に溜まった汚染物質を除去・清掃して炎症を抑える「感染根管治療」を行なっています。細菌に感染した状態から細菌のない状態にしなければいけないので、処置の難易度はたいへん高くなり、時間もかかりますが、最初から抜歯を選択するのではなく、歯を残すことを第一に考えて治療に臨んでいます。
治療に際しては、良好な予後を保つことを目指し、ラバーダム防湿(※1)を行なったうえで、マイクロスコープ(※2)を使ってより精密な治療を行なっています。

※1 ゴムのシートに穴を開けて金具で歯に固定し、唾液や血液などが根管に入り込まないようにする処置。治療を行なう際、唾液や血液などが歯根の中に入り込むと、再び細菌に感染し、再治療や抜歯の可能性が出てしまいます。それらを防ぐためには、「ラバーダム防湿」が欠かせません。
※2 歯科用顕微鏡。肉眼では見えない部分を最大25倍まで拡大して見られるので、鮮明な視野のもとで精密な治療ができます。

当院の精密根管治療の特長

マイクロスコープを使用した精密な治療

マイクロスコープを使用した精密な治療

マイクロスコープとは、拡大顕微鏡のことです。医療の現場では、脳外科や心臓外科などでも用いられており、歯科領域では根管治療をはじめ、虫歯・歯周病治療、インプラント治療などにも使用されます。拡大鏡(ルーペ)は数倍までしか拡大できませんが、マイクロスコープを使うと、視野は最大25倍にまで鮮明に拡大できます。
従来の根管治療は、可能な限りの目視確認と、歯科医師の経験によって行なわれてきました。しかし、根管の本数や形状には個人差があり、その複雑な構造を、目視だけで把握するのは不可能です。不充分な根管治療は、再発を招いてしまいます。
当院では根管治療の精度を上げて、細く枝分かれした根管も見落とさず処置するために、マイクロスコープを用いて治療を行ないます。またマイクロスコープを使うことによって無駄に歯を削ることなく、最小限の侵襲で抑えられるので、治療によるダメージが少なく回復も早まります。
マイクロスコープにはカメラも設置しており、根管治療中の録画が可能なので、治療後に実際の画像をお見せしながら、口内の状態や治療の経過を患者さまにご説明できます。

成功率を高めるラバーダム防湿

成功率を高めるラバーダム防湿

根管治療でもっとも注意しなければならないのは、根管に細菌が入り込んでしまうことです。とくに絶えず分泌される唾液によって、治療中の歯の深部に細菌が侵入すると、再発の危険性が高まります。
このリスクを軽減する方法が「ラバーダム防湿」です。
ゴムのシートを歯列に被せて、治療する歯だけゴムシートに穴をあけて露出させ、金具で固定します。ゴムシートによって唾液が遮られるので、根管内へ流入しません。
装着の手間などの理由から日本では普及が進んでいませんが、考案から150年ほども経つ、海外では標準的な方法です。
根管治療後の再発や、抜歯になることをできるだけ回避するために、当院ではこのラバーダム防湿法を取り入れた精密根管治療を行ないます。

歯科用CTによる的確な診断

歯科用CTによる的確な診断

従来、歯や歯肉の内部の状態は、レントゲンで確認されてきました。しかし入り組んだ根管などは、レントゲンでは把握しにくいのが実情です。
そこで用いられるのが、歯科用のCTです。歯科用CTを用いると、歯・歯肉の内部、顎骨といった口腔全体の詳細な状態を、三次元的に把握することが可能です。レントゲン画像では重なり合ったり、不鮮明に映し出されていた根管も、歯科用CTでは鮮明に、あらゆる角度から構造を確認することができます。
これによって、診査・診断の精度は飛躍的に向上します。
また歯科用CTで撮影したデータは、コンピューター上で解析や画像処理をして、患者さまにモニターで画像をお見せしながら、より詳細な患部の説明をすることができます。

根管治療が必要なケース

根尖(歯根の先端)に膿が溜まったり、歯槽骨(歯を支える骨)が溶けだしたりした場合は感染根管治療が必要になります。
さまざまな症状が現れますが、以下のように慢性期と急性期では多少異なります。

根管治療が必要なケース

慢性期

  • ものを噛むと違和感がある
  • 歯肉を押すと違和感がある
  • 歯肉が腫れと収束を繰り返す
  • 歯肉に小さな穴があき、そこから膿が出る
  • 普段は痛まなくても、疲労時や体調不良時に、歯の付け根にうずきや鈍痛を感じる
  • 走ったり、それに相当する運動をすると上の奥歯が痛む

急性期

  • 歯肉が腫れる
  • 患部が上の歯であれば目の下まで、下の歯であれば首まで腫れる
  • ものを飲み込めないほど喉が腫れる
  • 特定の歯に激痛があり、痛み止めの薬も効かない
  • 眠れないほど痛む
  • 微熱があり体がだるい

これらの症状が現れた場合、放置していると悪化する一方で、治療期間も長引いてしまいます。
少しでも負担の少ない状態で治療できるよう、放置せず早めに歯科医院で診てもらうことが大切です。

当院は痛くない歯科治療を
目指しています。

歯科治療には「痛い」というイメージが先行しがちです。
痛みとその恐怖のストレスで体がこわばると、より痛みを感じやすくなります。
当院では痛くない治療を目指して、麻酔にもこだわっています。安心して受診ください。

痛くない麻酔の秘密

表面麻酔を塗布

麻酔針が刺さるときの痛みを感じさせないように、まずは歯肉に表面麻酔を必ず塗布して感覚を麻痺させます。

極細の麻酔針を使用

通常よりも極細の麻酔針を用いて、できるだけ痛点を刺激せず、痛みを発生させないように麻酔を行ないます。

麻酔薬の温度調節

使用する麻酔薬をあらかじめ人間の体温程度に温めることで、温度差による痛みのリスクを低減させています。

電動麻酔器を使用

麻酔針の注入スピードをコントロールし、無駄な圧力で発生する痛みを抑えた電動麻酔器を使用しています。